グリーンピースと白いご飯の美しい比率|新清洲駅の歯科・歯医者なら、岡崎歯科

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グリーンピースと白いご飯の美しい比率

子どもの頃、豆ごはんをじっと見ていた。

白いご飯の海に、グリーンピースがどのくらい浮かんでいるか。

多すぎてはいけない。少なすぎてもいけない。

箸を入れるたび、忘れた頃にふっと緑が現れる。それくらいが、美しかった。

豆が支配してはいけないのだ。

白いご飯には、白いご飯の静かな呼吸がある。

その呼吸を乱さぬよう、しかし確かに存在を感じさせる量で、緑は散らばっていてほしかった。

大人になってから、人生にも「適量」があることを知った。

愛情にも、言葉にも、努力にも、そして孤独にさえ。

過剰は、時に善意の顔をして近づいてくる。

正しさに埋め尽くされた関係は息苦しく、夢ばかり詰め込まれた日々は、どこかで軋み始める。

人はきっと、何かに完全に支配されないために、配合を学ぶのだろう。

働くことと休むこと、語ることと黙ること、理性と衝動、希望と諦念。

そのどちらかへ依存することなく、全体の呼吸を保ちながら生きること。

湯気の向こうで、白と緑は静かに均衡している。

適量とは、単に中庸ということではなく、自由への配合かもしれない。

院長 岡崎伸一