回想・49歳歯科医の地図|新清洲駅の歯科・歯医者なら、岡崎歯科

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回想・49歳歯科医の地図

これはいったいなんなのでしょうか。
「再掲・49歳歯科医の地図」は4年前の文章ですが、なんとも自意識垂れ流しの、勝手にブツブツ言うオジサンの小言じゃないですか。
自分ながら了見の狭い、とっつきにくい人間の成れの果てだと感じざるを得ません。と、とにかく心の地図を要約すると、

1)岡崎歯科は法規を遵守し保険診療を行なっています。
2)一方で岡崎歯科は患者さん固有の問題に対し保険診療の枠組みにとらわれない、現代歯科医療が持ちうるいくつかの選択肢を提示しています。
3)しかし、その提示する治療費は数百万円となることも多く、患者さんの戸惑いや不信に結びついてしまいます。
4)それでも保険外診療という選択肢を提示するのは、原因と結果の追求が患者さんに対して誠実な提案である、という確信があるからです。
5)歯科医療は保険診療が前提の中では「多くの人が考えるよりもはるかに緻密さが要求され、難しい」ことが伏せられてしまっています。
6)勇気を出して申します。歯科保険診療は国民に多くの恩恵をもたらす一方、診療報酬の低さゆえ短時間で、歯科医師は診断や計画を熟考する余裕もなく深い洞察力も育たず、歯科技工士は劣悪な労働環境に追いやられ希望を失い、患者さんはそんな現状を知らされずにいます。
7)歯科衛生士、歯科技工士、歯科医師といった職種は若者の憧れの職業から遥か遠い存在(なりたい職業ランキング222位歯科医師)です。他方、米国ではDentistは第1位です。憧れて欲しいわけでは全くありません。歯科医療の本来の価値を私たち一人ひとりの健康のため、知っていただきたい、知らせたい気持ちでいっぱいです。
8)ここ4年で歯科医療は口腔機能含め健康への貢献する可能性がどんどん膨らんでいます。多くの方々が口腔の健康保持増進に関わる正しい知識、情報を得ていくことが増えています。
9)果たして岡崎歯科は今日も保険診療を行い続けています。保険診療を続けながら本来の価値を伝え続けます。多くの方々を置き去りにしないために。だから、「ちょっと虫歯みたいだし早よやって」とか「つけてくれりゃいいんだわ」という患者さんに「な、な、なんですと〜!そ、そんな簡単な問題じゃないんですよ!」と声を荒げることはこの先も止まらないでしょう。大切なものから目を伏せてまで歯科医院を続けたくないから!そして、そして、何より目の前のあなたを!守りたいから!

院長 岡崎伸一