ひょんなことから去年の8月からソフトテニスを始めて学生時代以来の大会出場。

準決勝で敗れて呆然とする私とペアを組んでくれたタイソン。

タイソンは試合会場でも多くの人たちから声をかけられ慕われているこの地域で永く選手として活躍する名手。

電気工事士の彼は日頃から電柱に登り、真っ黒に日焼けし、インフラ最前線で闘う名手でもあります。

なぜタイソンかと言えば高校時代に軟式庭球部でありながらボクシング部にスカウトされ、正規の部員たちをなぎ倒し、いつしか学内でそう呼ばれるようになったというじゃありませんか。

なるほど52歳の現在も野生味溢れスタミナも恐れ知らずのタイソン。

ある日「オカザキさん、組みましょう」と言ってくれて、嬉しかったのですが、そこから百戦錬磨の彼とマンツーマンで激しく打ち合う日々が続いたのです。

とにかく、この、治療器具以上に重いものを持ったこともないモヤシ化した歯科医師と組んでくれてありがとう、なのでした。

そして、ソフトテニスはスパーンと打つもよし、じわじわ粘るもよし、あらためて楽しい競技なのでした。

院長　岡崎伸一