お知らせ INFORMATION
ブログ
近所の歯医者さん同志
ある昼休みに買い物ついでにヨシヅヤ3階のフードコートに行きました。ここはざる蕎麦とカツ丼のセットがたまらなく魅力的ながら苦しむほどのボリュームがあり、いつも注文前に逡巡するのであります。すると、食券を買う列に近所の歯科医院のDr.ミワが。Dr.ミワは高身長、体格も良く、ゴルフはプロ並み、日焼けした肌といかにもモテそうな笑顔がこちらを悔しがらせる年下の好青年ドクターでした。あ〜!オカザキ先生!と爽やかに語りかけてくるDr.ミワ。こういう奴がモテて成功するんよね〜と心で悔しがりながら「昼からガツンといくね〜、何にする?」と聞きました。彼はざる蕎麦とカツ丼のセットにする、とのこと。げ!迷うやつ!あのボリュームは昼からの仕事の動きが鈍くなるかも・・・。待てよ、これはDr.ミワにとってもまあまあなハードル。そんなリスクを承知で若干しょぼくれて見える俺を元気づけるために威勢の良いことをしようとしているかもしれない!よし、私は心を決めました。「俺もざるそばとカツ丼のセットにするわ。」
果たして私たちは愛知清須ヨシヅヤ3階フードコートでお互い午後の診療が控えている状況でボリューミーなメニューと格闘することになったのです。
それにしてもDr.ミワとの二人だけのランチタイムはステキでした。おそらく彼も心ときめいてくれていたはず。カツ丼を食べつつ、ざる蕎麦を啜りつつ、私たちは歯科医院を切り盛りする大変さやこの地域により貢献する手立てを語り合っていました。「いい時間だね。」「そうっすね。」ああ、これはもうデートだな、そんな感じでいました。そんな中で二人の箸の動きがやや鈍くなってきました。
「き、キツくなってきたな、おぬし・・・」「めんぼくねぇ、アニキ・・・」「わしも・・・キツい」的会話中も二人は箸を進め続けました。この地域に貢献するなどと言っておきながら、食べ残しをするなどという不義理は許されない・・・私たちは楽しいランチからお互いを鼓舞しながら自らの限界に挑む闘いへと舵を切りました。ファイト〜!いっぱ〜つ!でした。蕎麦はまだしも、最大の難敵はカツでした・・・・・
平日お昼のフードコートは盛況でも閑散でもなく、この地域の心地よいリズムを体現するような穏やかな午後の空間でした。果たして私たち二人はざるそばとカツ丼のセットを平らげました。二人とも椅子に深くもたれて「頑張った・・・」と称え合いました。
そして、お互いの午後にグッドラック!それぞれの院長職へと戻っていきました。たまに聞かれます、近所の歯医者さん同士って仲良いの?そんなのだいたい良いに決まっているのです!
院長 岡崎伸一