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名曲アルバム⑤「巡恋歌」長渕剛
大学1年の冬、シゲと男二人でクリスマスイブに映画「ゴースト」を観ようと福岡天神に出向いた。今考えるとどういう結果かなぜ気づかない?と思うのだが当時は純粋なアホとしか言いようがなかった。当然ながら現地はカップルだらけ。シゲも私も呆然自失。噂に聞くクリスマスの過ごし方とはこのことか!くそ!皆うわつきやがって・・・どちらかというと私の方が取り乱し、悪態とともに涙声を出していた・・。
「まあ俺の部屋に戻ろう。」
シゲは優しく言い、天神を後に30分ほど歩き六本松のシゲの下宿へ。
彼はギターを取り出し、「いろいろあるでオカザキ」というと衝撃的に弾きはじめた。長渕でした。私は体操座り。力強いギター音、そして時を切り裂くような唄声に震えました。私は泣きました。あああありがとうシゲ!4曲、5曲!ゲージを掻き鳴らすシゲの勢いは止まりません。ああああ、最高、最高のクリスマスだ!ああああ!それでも止まらないギター!そして「俺たち大丈夫や」とシゲ。あああああ溢れました。何かわかりませんが私の中で生理学的に素晴らしい物質が溢れまくりました。
これが私の歴史上有名な「六本松の夜」です。 友の状況を瞬時に読み取り、強引な対応をあえて適切と判断し即実践する人並外れた能力を持つシゲは現在母校の生理学講座教授なのでした。YES!