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合同例会in名古屋 ①
10月26日27日は「日本臨床歯科学会合同例会in名古屋」が開催され岡崎歯科スタッフも多く参加しました。日本臨床歯科学会合同例会は全国の「腕に自信あり」な歯科医師15名が自らの症例を供覧し、治療精度や計画の妥当性を検証する一大イベントです。優秀者にはアワードが授与されるという、言わば歯科治療の甲子園と言うべき熱い2日間なのです。2年に一度行われ、9回目を数える今大会は初の名古屋主管となり、学会開催自体が開館以来初の試みという御園座での開催となりました。その場に立つ者たちは自らの仕事をドキュメントし、症例をどのように分析し、問題点をとらえ、治療計画に反映させていったか、その全てを具に提示します。それは簡単なことではありません。多くの批判的な厳しい眼がある中で自らの論理や実践が通用するのか、提示に不備はないか気の遠くなるような推敲の末にその場に立つわけです。そして手に汗握る症例発表が展開しました。トップバッターを務めた名古屋代表ヤスダ先生の発表は治療を開始する前の症例の分析、病態の成り立ち、その立証に多くの時間を割き、その論理展開は多くの頷きを呼んでいました。その場にいる誰もがその裏にある尋常でない努力を感じ取り、場内には自然にリスペクトの雰囲気が滲み出ていたのでした。2日間の症例発表はあっという間に過ぎました。本気の純然たる症例発表をこれだけ受け取ることはそうそうありません。疲れと、充実と、新しい知見にふれた興奮と、自分はこんなにも知らないことがあるという焦り等々・・・色々な想い、でも確実に前向きな想いを生んで2日間は終了したのでした。
院長 岡崎伸一