今なら様々な音楽ストリーミングサービスでお気に入りを集めるのですが、その昔は音楽となればカセットテープでした。例えばA面23分、裏返してB面23分、入る音楽に限りがあるので厳選お気に入りを入れて自分の中での最高のアルバムを作るわけですよ。そしてカセットケースの表紙にあたるのがカセットレーベル。そこに手書きで「マイベスト」とか書いちゃうわけです。わおわお〜恥ずかし~というわけでたった今、勝手にベストセレクトなのでした。

1.  Sparkle               山下達郎
2.  回転ちがいの夏休み　 大江千里
3.  A Thousand Miles     ヴァネッサ・カールトン
4.  サマージャム‘95      スチャダラパー
5.  Another Day of Sun    La La Land Cast
6.  睡蓮花  　　　　 　  湘南乃風
7.  舟唄　　　　　　　　 八代亜紀
8.  青い影    　　　　　 プロコルハルム
9.  Rapsody in Blue　　　 George Gershwin
10.  青春　　　　　　　　 ザ・ハイロウズ

夏のイントロはやっぱりSparkleなのです。何だかよくわからないけど幻想的夏から回転ちがい〜で現実的夏に着地。実際夏には課題があって1000マイルズばりに地道に取り組む季節でもあるわけで、かといって暑いしセミはうるさいし最近アイス食ってないね〜ってだらけちゃうのも夏、イコールサマージャム‘95、からの、なんだかんだ言って元気エントロピー上昇で人生満喫感満載ララランド！YEAH！夏だ！祭りだ！灼熱のジャンボリー！となるわけです。そりゃタオルもちぎれんばかりに振るわけです。やがて祭りは終わります。すると急に静かに、そして寂しくなります。自然と再び登場、港町の小料理屋で、祭りは良かった〜などと甘えた口調で言いながらぬるめのお酒と炙ったイカで、もはや夏関係なくしみじみします。小料理屋の女将はBGMを舟唄から青い影へ。ジャンボリーとの落差と小料理屋の居心地の良さ。G線上のアリア調の主旋律が耳に優しくさらにRapsody in Blueで優雅な大人時間は満ちてきます。女将は優しい笑顔・・・・・・・何じゃこの妄想。俺としたことがまたこんなイタい文章を書いてしまった。でも、これも青春、あはあはは、と散文的に笑う、のでした。サマーベスト。

院長　岡崎伸一