そんな合同例会を取り仕切ったのが私たち名古屋支部でした。大会長は中区栄で開業するヨシキくん（上写真左）、私は実行委員長という役割でした。そして20人ほどの実行委員にはこの一大イベントを、参加するすべての人たちにとって忘れられないメモリーにしよう、という熱い思いがありました。そんな想いの中で、当地区随一の劇場御園座初の学会開催を交渉して掴んできたのが私より10歳若いリーダー・ヨシキくんでした。歯科医師としての彼はその精緻な仕事ぶりが認められ国内で多くのセミナーや講演会に呼ばれ、広くアジア、ヨーロッパでも講演を重ねる気鋭中の気鋭です。そんな出来すぎる男なのですが、大会運営となると勝手が違う・・・筈なのですがそこは出来る男。いくつもの重い扉をガンガン開けて行き、困難と思われる交渉も次々と成り立たせ、本当に多くの方々の支持を集めながら一大イベントを進めていくのでした。私はそんな若きリーダーを支える補佐役、それは何とも痛快で幸せな役なのでした。

もしこのブログを見ていただいている方が患者さんであれば、そんな活動が何の役に立つの？と思われるかもしれません。が、歯科治療ととことん向き合う時間やそれに付随するあらゆることは巡り巡って自らの思考や手先の一つ一つに還ってきます。
さて、目の覚めるようなリーダーシップを遺憾なく発揮してヨシキくんは突き進み、とうとう一大イベントを大成功に導きました。大人の大文化祭。それはそれは素敵な文化祭でした。

院長　岡崎伸一